モノづくり体制

御幸鉄工所のモノづくり体制

御幸鉄工所では、受注から材料調達、製缶、機械加工、塗装、組立、検査、納品まで一貫体制で製作できる設備と環境を整えております。
幅広い業種のお客様へ「多品種、短納期、高品質」でお応えできるよう積極的に設備投資をしてまいりました。自社一貫生産だからこそ社内の工程間のムダをなくし、効率よく生産することでスピーディーな対応、コスト調整、確かな品質保証が可能になると考えています。また、お客様の「こんなものが作れませんか？」というお声に真摯に向き合い試行錯誤して、お客様の期待に最大限お応えいたします。

調達

自社設備を用いて型鋼やパイプなどを切断したり穴あけをしたりして、必要な材料を素早く調達します。レーザー加工機で平板から切り出し、切り板をベンダーで曲げることで曲げの材料もすぐに揃えることができます。レーザー加工機には多段式パレットを備えており常時定尺材をストックしているので、必要な時に必要な分だけ材料を手配することができます。レーザー加工機、プレス機、ユニットワーカーなどの機械と熟練工による技術を融合させ素早く材料を調達いたします。

溶接（製缶）

カバーのような薄物板金製缶、産業機械・半導体機器などのフレーム、厚板を使用した重量物など、2.8ｔ～最大15ｔのクレーンを使用し幅広く対応しております。
食品向けのヘアライン・鏡面仕上げや溶接脚長20ｍｍ以上の溶接、SCM材などの余熱後熱など外観、強度がシビアで難易度の高い製品に取り組んでいます。
熟練の職人から若手まで、日々技術の向上と技術の伝承を大切にし、様々なご要望にお応えできる精度の高い製品を製作いたします。
鉄、ステンレス、アルミ、アーク、半自動、TIGはもちろん、最近では施工者が減ってきている銅、真鍮のロウ付けまで、何でもご相談下さい。

機械加工

大型の横型マシニングセンタ、門型マシニングセンタ等を用いて製缶後の機械加工を行います。
フレーム、架台、プレート等の表面の削り出し(平面度だし)や、穴あけ、タップ加工を行います。製缶品は複雑な形状をしているものも多く、治具の製作やクランプ方法を弊社の加工エンジニアの長年の経験、ノウハウに基づき段取り替えを効率良く行うことで短納期、適正コストでの加工が可能となります。汎用旋盤、NC旋盤、複合加工機も保有しており製缶後の旋削、丸材・角材からの削り出し、5軸加工機、CAD/CAMを活用した同時５軸加工や割り出し加工も行っております。弊社では機械加工のみの依頼も受け付けております。まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。

塗装

製品の最終工程の1つである塗装は、仕上がり具合で外観が左右される重要な工程です。
外観に大きく影響が出るのが下地処理です。下地処理が不十分だと塗装の剥がれにつながり、見栄えも悪くなります。弊社では、1種ケレンにも対応できるショットブラスト機を用いて黒皮やサビを完全除去し、しっかりと下地処理を行うことで綺麗な外観に仕上げることができます。敷地内に自然乾燥工場と焼付塗装工場を保有していますので、対応できる塗装も自然乾燥だけでなく、焼付、粉体塗装、静電まで幅広く対応しております。
また、協力会社に焼付塗装の自動ラインがあるため、大量ロットの製品なども対応できます。コスト面でのご提案もお任せ下さい。

組立

弊社では、お客様のご要望に合わせて製缶・機械加工に付随する組立作業も行っております。
製缶部品、機械加工部品を組み合わせて弊社で製作し、組立や試運転、エンドユーザー様への据付作業も行います。構想図さえあれば一から図面を起こして弊社で製作することも可能です。
様々な業種の企業様、大学などの研究機関様からも「こういうものが作れませんか？」というお声を戴き、試行錯誤を繰り返しながらお客様のご要望に最大限お応えいたします。

検査

お客様に安全で安心な製品を提供し続けるために、製缶部門と機械加工部門に専門の検査員がおり、両部門での検査体制を敷いています。
外観、数値、公差はもちろんのことですが、最も大切なのはお客様の要求やニーズに合っているかということです。検査員はお客様の立場に立ち、ご要望に応えられているかを見極めながらチェックをしています。
実を申せば、今までに不良を発生させ、お客様にご迷惑をお掛けしたことや厳しいご指導を戴いたこともございます。そのような起きてしまった事例を大切にし、製造・営業へのフィードバックを行い、対策・提案をすることで製品のより良い品質と安定に取り組んでいます。